プチコン標準のスプライトをうまく使いこなしておる。音楽もプリセット楽曲じゃが、実はオリジナル曲も１曲入っていてこれも聴かせどころじゃ。

一発ネタを極めたかんじじゃな。それでいてグラフィックやBGMまでオリジナルで作ってあってあなどれんわい。

遠くからドドドと迫ってくるのは、普通のチキンレースゲームにない3Dならではの迫力じゃの。それでいて笑える場面でもあるぞい。

昔ふうの見た目にまどわされることなかれ。敵やステージに毎回工夫がこらしてあって、演出を考えたストーリー性が秀逸なのじゃ。

最初のままではジャンケンじゃが、体力がなくなるまでループするのでその前にうまく切り替える、スピードと認識力の勝負なのが面白いぞい。

3Dスクリーンでカウンタの奥行きも表現しておるのじゃな。お高くつくし工作も大変なニキシー管時計をプチコンで手軽に再現、ナイスロマンじゃ。

割り切ったゲームデザインもユーモアじゃが、淡々としがちなゲームを楽しく遊ばせるユカイな敵の個性や、いわゆる「追い打ち」コマンドのメリハリが効いておるな。

ゲーム自体は本格派なのに小ネタの手をゆるめん姿勢、リッパじゃ。エンディングまで見るのはジゴクじゃが、後に行くほど大がかりになっていく仕掛けもミゴトじゃった。

コツンと弾が当たって倒れる敵兵がなかなかマヌケじゃが、どうしてゲームは本格派じゃ。味方が増えるほど「穴」が増えて難しくなるのもヒニクで笑わせてくれるぞ。

ブッ飛んだ設定じゃのう（たけのこが）。同じたけのこが上昇中は敵、落下中はアイテムと一本二役になるのはよく考えられておる。スコアで開放される新プレイヤーキャラもこれまたクセ者ぞろいじゃぞ。

発想がユニークじゃし、あちこちに散らばったヒントの解釈には頭を使わせられるぞ。何よりワールドごとに作者から送られるメッセージがユーモアたっぷりじゃ。

お題どおり、まさしく上に「飛び出す」のは２画面の3DSにピッタリじゃな。スマホの世界では人気のシンプル脱出ゲームじゃが、RPG風の画面には新しさもアリじゃ。

どうせいっちゅうんじゃ。という楽しいジョークソフトじゃな。拡大縮小も自在にできる文字の処理がテクニカルじゃぞ。タイトル画面がちょっと懐ゲー風味で泣かせるわい。

時計の機能十分じゃが、０分になると妖精が飛び出すので一種のハト時計でもあるのじゃな。妖精がこっちに向かってグイグイ来るのでちょっとオモシロいぞ。

カベで跳ね返ると言うよりスリバチ状にズルズルッと転がって、上ってから落ちてくるのがビリヤードとまた違うおもしろさじゃな。

見た目は白黒でも、奥深いレースの世界が楽しめるぞ。こういうのにつきものの謎のエキスパートがゲーム進行を助けるのもわかりやすく楽しいのう。

玉が跳ね回るのが楽しいゲームじゃがなかなか高難度じゃぞ。地面やカベだけじゃなく、玉どうしの接触判定もあってナカナカ思い通りにいかんわい。

コレ、１画面プログラムなのじゃ。ジャマ物に当たっても体の端なら見逃してもらえるので、気持ちのいいスピード感が出ておるのじゃ。

編集機能といい、見やすく押しやすい数字といい、使いやすさとカンタンさに心くばりが効いておる。一応編集中の部分は3Dに飛び出しておるのじゃぞ。

キャラクターはプロの漫画家さんでサスガの上手さじゃ。P6（PC6001）といえばプチコンにとっては音声合成の先輩パソコン、これは歴史的邂逅でもあるのじゃ。

こういう開発ライブラリはもともと技術賞むきじゃが、大量の漢字フォントデータを収めつつ速度も維持するための圧縮技術も見どころじゃな。

スタンダードなルールじゃが、楽しく「遊べる」ようにしっかり調整されておる。ボス戦でうねうねラスタースクロールするのもちょっと嬉しいポイントじゃな。

ゲーム自体はもちろんタイトルや実績画面まで、まるでパッケージソフトのような完成した作り込みじゃな。立体視を使ったルールも意欲的じゃぞ。

スプライトの重ね合わせで3Dを表現しているのじゃが、ここまでやるとは思わんかったのう。回転・移動中のスピードもたいしたものじゃ。

擬似視差バリアを使った立体視やプログラム内の立体視調整など、立体視のこだわりが伝わるつくりじゃな。それだけではなくゲームとしても完成度が高いのも高ポイントじゃ。

前のプログラムといい擬似視差バリアは2D写真を見てもよくわからんのじゃが、本体でひと目見ればオドロキのクッキリ3D具合じゃ。しかも高速でグイグイ動かせるぞ。

飾りの少ない画面じゃが、それがシンプル・イズ・ベストな美しさを生んでおる。浮遊感の気持ちよさもポイントじゃぞ。

スプライトを拡大縮小して並べて作った、そういう意味ではシンプルな3Dステージじゃが、そうとは思えんキレイさにセンスがあるのじゃ。

まさに全編、手の入ってないところナシの手作り＆ハイクオリティグラフィックじゃ。プチコンで作ったとは一見わからんのう。ドット絵としてもキレイじゃぞ。

グラフィックもキレイにまとまっておるが、何よりゲームからタイトルまで演出効果にコダワリを感じるぞ。ゲームも完成度が高く、テンポの良いいいゲームじゃ。

波形編集は理解するまで難しいものじゃが、タッチ位置から波形を生成してくれるのは初心者にもわかりやすそうじゃな。

クリスマスムードに統一されたさわやかでカワイイゲームじゃな。と、見せかけて意外とスピードがアツくも難しいのじゃ。