SmileBASIC

簡易電子説明書

24PRINTと変数

プログラムを作るのに必要な、基本的な命令について紹介します。プログラムが初めての方はお読みください。

文字を表示する…PRINT命令

「PRINT(プリント)命令」は、画面に文字を表示する重要な命令です。次のプログラムを入力してください。

PRINT "HELLO"↵PRINT "A"

入力したら、DIRECTモードで実行します。

RUN↵

PRINT命令は、"ダブルコーテーションで囲まれた文字列を、そのまま表示します。

◆セミコロン「;」とカンマ「,」の働き

1行目の "HELLO"の右に、;(セミコロン)を入力して実行してみてください。

"HELLO";↵PRINT "A"↵

「HELLO」と「A」がくっつきました。

通常、PRINT命令は文字を表示すると、自動的に改行します。しかしセミコロン「;」を入れると改行が入らず、次の文字が密着します。

今度はセミコロン「;」を、カンマ「,」に変更してみてください。

"HELLO",↵PRINT "A"↵

カンマ「,」の場合は、次の文字が一定の間隔だけ開いて表示されます。

"A"とAの違い…変数の知識

PRINT "A"と書くべきところ、ダブルコーテーション(")を忘れたらどうなるでしょうか。

PRINT A↵

0が表示されました。これは、ダブルコーテーションのないAは、「変数A」という意味になるためです。

◆変数とは

コンピューターの中には、数字や文字を記憶するメモリーがたくさん並んでいます。

BASICではメモリーに値を記憶する際、名前を付けて管理します。メモリーに名前を付けたものを「変数」といいます。

ダブルコーテーションのない「PRINT A」は、文字Aを表示するのではなく、「変数A」の中身を表示するという意味になります。
たまたま変数Aの中身が0だったため、0が表示されました。

変数については、次のページでもっと詳しくご紹介します。

好きな位置に文字を出す…LOCATE命令

PRINT命令で文字を表示する位置(座標)は、LOCATE命令で指定することができます。

書式 LOCATE X座標, Y座標
  • X座標は右方向の文字数(0~49)
  • Y座標は下方向の文字数(0~29)

次のプログラムは、X=10, Y=3の位置にHELLOと表示します。

CLS↵LOCATE 10,3↵PRINT "HELLO"↵

◆文字の奥行きも指定できる

表示位置には奥行(Z座標)も指定できます。プチコン3号と異なり、プチコンBIGでは立体視はできません。

書式 LOCATE X座標, Y座標, Z座標
  • Z座標は奥行きの指定(プラスで画面奥、ゼロで3Dスクリーン面と同じ、マイナスで画面手前)
  • 画面奥は0~1024、画面手前は0~-256で指定
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