SmileBASIC

簡易電子説明書

31画面構成

プチコンBIGで扱う画面は、文字を表示するコンソール画面や、グラフィックを表示するグラフィック画面など、役割の違ういくつかの画面を重ねて表示するようになっています。

TV画面(立体視には対応していません)

画面最奥から、背景、グラフィック画面、BG画面、SPRITE画面、コンソール画面の5面で構成されています。

背景色 すべての画面の後ろに表示される単色
グラフィック画面 グラフィック命令で描いた図形が表示される画面
BG画面 キャラを敷き詰めてゲームのマップなどを作るための画面
  • 1コマ16×16ドットのキャラ単位
  • 最大128×127個並べて表示可能
  • 4層のレイヤー(多重スクロール表現が可能)
SPRITE ゲームの主人公などの表示に使用する
  • TV画面・GamePad画面合わせて最大4096個までのSPRITEを使用可能(XSCREEN5及び6を利用した場合)
  • サイズは16×16ドットを基本とし、個別に任意のサイズで使用可能
  • 複数のSPRITEを連続表示し、アニメーションを作る命令あり
コンソール画面 PRINT命令などで文字を書くことができるテキスト画面

GamePad画面(タッチスクリーン)

TV画面と同様の表示構成で、画面サイズも同様です。ソフトウェアキーボードはGamePad画面のみに表示されます。(プチコン3号と互換性のあるXSCREEN0〜4については、TV画面と解像度が異なります)

表示要素の重ね順は、TV画面と同様にZ座標で管理。

表示原点

TV画面とGamePad画面の座標原点(0,0)はそれぞれ左上となります。

XSCREEN4の特殊表示

プチコン3号のXSCREEN4は、上画面と下画面を連続した状態で利用する2画面を使った表示ですが、プチコンBIGでは、TV画面とGamePad画面に解像度320×480ドットの画面をそれぞれに表示します。


グラフィックページ

プチコンBIGには、画面に表示する元画像を置く場所が、全部で6つあります。これらをグラフィックページといいます。

それぞれGRP0~GRP5という名前があり、表示画面ごとに割り当てられています。たとえば「GRP0」というグラフィックページは、TV画面用に割り当てられています。

「GRP0」にグラフィック命令で絵を描くか、画像データを配置すると、TV画面のグラフィック画面にその絵が表示されます。

画面とグラフィックページの標準設定は、以下のように割り当てられています。

●TV画面(DISPLAY 0)

グラフィック画面 GRP0
BG画面 GRP5
SPRITE GRP4

●GamePad画面(DISPLAY 1)

グラフィック描画 GRP1
BG画面 GRP5
SPRITE GRP4

表示ページと描画ページ

複雑なグラフィックを描画すると、描画に時間がかかり、描画の途中過程が見えてしまうことがあります。これを防ぎたいときはグラフィックページをもう1枚使用し、一方のページに描画している間、もう一方のページを表示しておくことができます。(ダブルバッファと呼ばれます)

初期状態では、描画ページと表示ページは同じGRP0(GamePad画面ではGRP1)ですが、GPAGE命令により、変更可能です。


カラー指定

画面全体で65536色のカラーを使えます。グラフィックとコンソールでは指定方法が異なります。

表示要素 色数・色指定
グラフィックページ ドット単位で32768色
RGB関数で色を指定
コンソール画面 透明色を含む16色から選択

●グラフィックページの色指定

内部的にはRGB各色5ビット+透明1ビット(RGBA=5551)となりますが、指定の際にはRGB関数を使用し、RGB各8ビットとして指定します。

◆描画色をRGB関数で指定する例

GCOLOR RGB( R, G, B )

  • R(赤)、G(緑)、B(青)の諧調を各0~255で指定

GCOLOR RGB( A, R, G, B )

  • A(透明)は255で不透明、それ以外で透明

●コンソール画面(テキスト)の色指定

1文字ごとに、文字色と文字の背景色を設定できます。それぞれ16色から1色を選びます。色と番号の対応は、SMILEツールのTV画面に表示されています。

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