SmileBASIC

簡易電子説明書

17DIRECTモードで命令しよう

DIRECTモードは、コンピューターに命令を直接与えるモードです。

命令待ちのOK記号

コンソール画面には「OK」の文字が表示され、その下の行にカーソルが点滅しています。

OK

この状態を「命令待ち」といいます。命令を入力するときは、OKの表示を確認してください。

BASICの命令を入力しよう

簡単な命令をいくつか試してみましょう。

◆音を出す「BEEP(ビープ)命令」

カーソルの位置から、次のように入力してください。面白い音が出ます。

BEEP 5

  • BEEPのあとには、SPACEキーで空白を入れてください。
  • 最後にENTERキーを押してください。
  • 音が出ないときは、サウンドボリュームを調整してみてください。

今度はBEEPの後ろの数字を変えて入力してみてください。

BEEP 7

先ほどとは違う音が出ました。

このように、命令と一緒に指定する情報のことを、「引数」(ひきすう)といいます。引数の有無や意味は、命令によって違います。

◆画面をクリアする「CLS命令」

次のように入力してください。

CLS

画面の文字がすべて消え、命令待ちの「OK」だけになりました。CLS命令は画面をクリアする命令です。

◆文字の色を変える「COLOR命令」

コンソール画面の基本の文字色は白ですが、別の色で表示することもできます。
次の命令を入力してください。

COLOR  3

  • COLORの英字のオーと間違えて、数字のゼロを入力しないように注意してください。

実行結果は次のようになります。

OK←実行結果

白だったOK表示が、赤になりました。引数3は「赤色」を意味する数値です。

「COLOR 15」と入力し、ENTERキーを押すと、元の白に戻ります。

COLOR 15

色番号には0~15があります。ただし0は透明、1は黒です。指定すると文字が見えなくなりますから注意してください。

エラーについて

コンピューターは命令を厳密に解釈しますから、1文字でも間違いがあると実行しません。
試しに、でたらめな命令「ABC」を入力し、ENTERキーを押してください。

Undefined function

「ピッ」と警告音が鳴り、「Undefined function」と表示されました。
これは「そのような機能はありません」という意味のエラーメッセージです。

エラーメッセージの内容については、「エラーメッセージ表」のページを参照してください。

プログラムとは?

DIRECTモードでは、命令を1つ入力するたびに実行されますから、そのつど次の命令を入力しなくてはなりません。
しかし、ゲームのように複雑な動きをさせるには、最初に多くの命令を全部まとめて入力しておく必要があります。

それを実現するのが「プログラム」です。プログラムとは、複数の命令を手順通りに並べたものです。次のページでプログラムにチャレンジしてみましょう。

PDFファイル

e-manual.pdf(3.0 MB)

ソフト本体に付属する電子説明書とほぼ同内容の記事がご覧いただけます。
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