簡易電子説明書
32画面構成
プチコンで扱う画面は、文字を表示するコンソール画面や、グラフィックを表示するグラフィック画面など、役割の違ういくつかの画面を重ねて表示するようになっています。
上画面(3Dスクリーン)
画面最奥から、背景、グラフィック画面、BG画面、SPRITE画面、コンソール画面の5面で構成されています。
背景色 | すべての画面の後ろに表示される単色面 |
---|---|
グラフィック画面 | グラフィック命令で描いた図形が表示される画面 |
BG画面 | キャラを敷き詰めてゲームのマップなどを作るための画面
|
SPRITE | BG画面などを背景として表示する、ゲームの主人公などのキャラに使用する要素
|
コンソール画面 | PRINT命令などで文字を書くことができるテキスト画面 |
3Dスクリーンには奥行きがあり、その量はZ座標で表します。基準面はZ=0で、手前側はマイナスになります。奥行の範囲は1024~-256ですが、実際の見え方はもっと段階が少なくなり、3Dボリュームの調整によっても結果が変わります。
下画面(タッチスクリーン)
上画面と同様ですが、画面サイズが異なります。キーボードは下画面のみに表示されます。
表示要素の重ね順は、上画面と同様にZ座標で管理します。
上画面と下画面の位置関係
上画面と下画面は、横幅の中央同士が揃うように上下に並びます。座標原点(0,0)はそれぞれ左上となります。
上下連続表示
上画面と下画面は、 XSCREEN 4 命令によって、上下をつないで1枚のように使うことができます。
グラフィックページ
プチコン3号には、画面に表示する元画像を置く場所が、全部で6つあります。これらをグラフィックページといいます。
それぞれGRP0~GRP5という名前がついており、決まった表示画面に対応しています。
たとえば「GRP0」というグラフィックページは、上画面のグラフィック画面に対応します。
GRP0にグラフィック命令で絵を描くか、画像データを配置すると、上画面のグラフィック画面にその絵が表示されます。
画面とグラフィックページの対応は、次のようになっています。
●上画面(DISPLAY 0)
グラフィック画面 | GRP0 |
---|---|
BG画面 | GRP5 |
SPRITE | GRP4 |
●下画面(DISPLAY 1)
グラフィック描画 | GRP1 |
---|---|
BG画面 | GRP5 |
SPRITE | GRP4 |
表示ページと描画ページ
複雑なグラフィックを描画すると、描画に時間がかかり、描画の途中過程が見えてしまうことがあります。これを防ぎたいときはグラフィックページをもう1枚使用し、一方のページに描画している間、もう一方のページを表示しておくことができます。
初期状態では、描画ページと表示ページは同じGRP0(下画面ではGRP1)ですが、GPAGE命令により、変更可能です。
カラー指定
プチコン3号では画面全体で65536色のカラーを使えます。グラフィックとコンソールでは指定方法が異なります。
表示要素 | 色数・色指定 |
---|---|
グラフィックページ | ドット単位で32768色 指定方法はRGB関数を使用 |
コンソール画面 (テキスト) |
透明色を含む16色から選択 |
●グラフィックページの色指定
内部的にはRGB各色5ビット+透明1ビット(RGBA=5551)となりますが、指定の際にはRGB関数を使用し、RGB各8ビットとして指定します。
◆描画色をRGB関数で指定する例
GCOLOR RGB( R, G, B )
- R(赤)、G(緑)、B(青)の諧調を各0~255で指定
GCOLOR RGB( A, R, G, B )
- A(透明)は255で不透明、それ以外で透明
●コンソール画面(テキスト)の色指定
1文字ごとに、文字色と文字の背景色を設定できます。それぞれ16色から1色を選びます。色と番号の対応は、SMILEツールの上画面に表示されています。
e-manual.pdf(3.0 MB)
はじめにお読みください
- 1
安全にお使いいただくために
- 234
通信とインターネット
- 567
はじめてのプチコン
- 8プチコンについて
- 9操作方法
- 10BASICについて
- 11TOP MENUについて
- 12作品公開とダウンロード
- 13プロジェクトとファイルの管理
- 14オプション
プログラムを作る
- 15BASICを起動する
- 16キーボードの使い方
- 17DIRECTモードで命令しよう
- 18EDITモードでプログラム入力
- 19EDITモードの編集機能
- 20プログラムの保存と読み込み
- 21サンプルプログラムについて
- 22HELPの使い方
- 23SMILEツールの使い方